TRPG関係記録置き場

TRPGの忘備録置き場。 セッション日記とか、SSとかごったまぜ。   mixi日記やtwitterだと流れてしまうので、後々読み返す時に不便だなーと思ったので。10年後に読み返して笑いたい。

グランクレスト 【初陣】 セッション日記

2021年5月に『グランクレスト』をやってきました。シナリオ名「初陣」、GMはFumiさんです。

※「Shunsaku Yano/Team Barrelroll」「KADOKAWA」が権利を有する『グランクレストRPG 』の日記です。
グランクレストは初プレイですが、主従ができると聞いて!!!!大興奮です。
「やりたい人?」「はい!」「ほらー、san-gooさんが反応しちゃったじゃんー」
わかりやすくてスミマセン。

そして、5月の日記の件…。

 

〇PC紹介
■アストルム・フォルティナ・ユースティス陛下 19歳男(PL:椎名さん)
愛馬を所有する若き王。
名門貴族出身で、殿下時代に手柄を立てつつも、お忍びしまくって、市井の人と仲良く楽しむ俺様な王様。
愚痴は愛馬のディアナに溢す。馬バカ。

■ユージーン 20歳男従者(PL:私)
本当は外から国のために派遣されて来たはずだけど、幼馴染設定となりました。初恋の姫を自ら傷つけしまう不幸な銀髪魔法使い。銀髪で長髪で魔法使いという普段の私はやらないキャラでした(そういうキャラに絡んでいきたい所存)。ほかの方々に設定を深堀してもらいました。すばらしい!

■ホレイシア・グリュンスタッドちゃん 22歳女騎士(PL:ぐりぺんさん)
代々由緒ある騎士の生まれで、騎士学校で優秀な成績を収め、さっそうと登場。名を名乗れ!といいつつ各地を回っている。親は嫁いでどこかほかの地方にいるらしい。じいさんの後継者がいないので連れ戻された優秀な孫。外国人枠。

■ゲイルさん 孤児 出戻り26歳男(PL:キョウさん)
戦乙女には変身できる魔法少女中年らんま。本人はれっきとした男性で、女体化するのは不本意らしい。魔法少女姿はなるべく隠していて、一同も魔法少女化を知らないことにしていましたが、当然のようにみんなに弄られ、「……???」「……おいたわしい」とか言われてた。


ここからネタバレ!!!

 

 

〇本編
アカデミーからユージーンが派遣されて(出戻って)すこし経って、ユースティスの即位式が行われるところからスタート。
宴を楽しみつつつ、陛下がご立派になられたことに、ジェイコブ感激。「これまで育ててきた甲斐があり申した」
ホレイシアちゃんとの邂逅では、「ホレイシア嬢、期待している。この国のために力を尽くしていただきたい。」「はっ。微力を尽くします。」とか言っているのに、
ユージーン「陛下…」陛下「(つーん)」

ホレイシアちゃんとユージーンの対応差!!! でも、ツーンとする陛下もいいな(私はかっこいいキャラに塩対応されるのが大好きです)。

深夜のテンションで、幼馴染にして、陛下の双子の妹に恋して、魔力を暴走させて彼女を傷つけた挙句、アカデミーに出奔し、手紙一つよこさないユージーンという設定が生えました。
よくよく考えるとプリンセスに懸想するのも面の皮厚いけど、よくもまあ戻ってこれたもんだな。
そりゃアストルム陛下も怒るわ。

ジェイコブさんが「ゲイル。まだ若い皆を支えてくれ」などと言うと、ゲイルさんは「恩があるのでやってやるよ。その代わり長生きしろよ。」などと渋い返答。大人の会話を聞いてるとツヤツヤします。
ついでに、仲が微妙な幼馴染主従について、「ゲイル、(大人の)事情を理解してもらってもらえないか。」ゲイル「やるだけやってみる…。」。
苦労性の二人ですね。誰のせいだ。

そんな微妙な雰囲気の中、魔物の集団(寡兵)が攻め込んできます!との報が。

「なに!?」と驚く一同のところに、ゴブリンがやってきたぞー。よし迎え撃て!という怒涛の展開。
各々プレッジシーンで誓いを立てたりしつつ、ゴブリンを迎え撃つことに。

そして、満を持して、ゲイルさんがおや、少女になっているぞ???
美少女が降臨していてざわつく一同。
え…?見知らぬ天使がいますけど???
しかし、「気をつけろ!敵が増えたぞ!!!」とか言い出しやがるキャラがいないことに、今回のメンバーの善性を感じました。

戦闘は、ごぶりんとあーちゃー強すぎ問題。しかし、矢野システムならこんなものかもしれない。確認したらシナリオ著者は小太刀右京氏で、ごぶごぶにはあっさり勝利する想定っぽかったです、そんなもんなのか???

反省点ですが、サンプルの読み込み不足で、修正とかをばっちり忘れました。
魔法系は処理が重い(と私は思う)ので、好んでやらないのですが、ばっちり悪いほうに出てしまいました。ただ、一度覚えてしまえば、いろいろな選択肢があって楽しいです。初手はこれ、次はHP減らすためにこれ。こっちが減っているから、こっちに。みたいな思考を積んでいく作業は好きです。それにつけても、振り直しの心強さよ。
とはいえ、まき直して、ゴブリンを一回退けることには成功します。

相手が撤退しているすきに、ジェイコブにアドバイスを受けて敵の情報収集をすると、ゴブリンの奴らは現在ウォーマシンを組み立てていることがわかります。
それってやばいやつじゃん?HPとMPも回復してもらって、マスコンバットルールへ移行。
振り分けはジェイコブさんが提案してくれて、こんな感じ↓に。
騎馬兵を陛下が。装甲兵ユージーン。弓兵ホレイシアちゃん。歩兵ゲイルさん。

「ウォーマシン、ゴブリンにも注意を払え、いいな!」
「「「おー!!!」」」
って感じで、鬨の声あげつつ。
――――よろしい、ならば戦争だ!!!


ところで、私はオフでやっていた頃から割とメモ魔なんですが、ここからの戦闘時のメモは数値のみ。
「次、何をやるか」を修正計算をしていたのでしょ。ログをとれや。
「毒」「毒に注意」「毒が怖い」ってことは3回くらい書いてありました。毒は怖い。

どれがHP減っているか、どっちを狙うかとか話し合いながら、敵を一匹ずつ屠っていく感じと戦闘システム回りも、昔それなりにやった感覚を思い出して、懐かしくてとてもよかったです。
自分はMP管理ばっかりしていたような。MPが、MPが枯渇する…!
とはいえ、1回目の毒のインパクトがあったからか、こっちのほうはあまり苦戦しなかった気がします、記憶を改善していたらすみません。

勝利して、「この国は安泰でございます」と喜ぶジェイコブ。
アストルム陛下「この俺が王である限り、国民は必ず守って見せる」と頼もしいお言葉を民にかけると、民も拍手喝采です。
「ほれいしあおねえちゃん、かっこよかった!」と幼女に囲まるホレイシアちゃん。頭をなでたりして交流を深めるとともに、「危険な場所には来ちゃいけないぞ」と注意も忘れない。卒がない優秀な騎士よなー。
そして、さらに幼女は「ピンクのお姉ちゃんどこ!?」「妖精さんみたいだった!」などと騒いでいます。一同沈黙。
「戦いになったら出てくるよ」などと濁しつつ、
「だそうだ、ゲイル殿?」
「これだから子供ってのは」
「えらい人気じゃないか」
みたいな愉快な会話がありました。私はこの一幕が好き!

そして、陛下「しばらくはこの地にとどまってくれるんだろう?」などと言いつつ、才女ホレイシア嬢をほめている陛下。ほめまくっている陛下!
こ。これは、当てつけ!!!
普通の時なら、「私はどうでしたか?」みたいに聞いちゃうキャラが多いけど、今回はそういうキャラでもないし、どどどどうしよう。

結局、「過去に友人に向けて書いたもの」と言って、陛下あての手紙を受け取ってくれと告げました。過去、手紙を書いていたけど、出すことはできなかった、という流れに。
そしたら、陛下は、――――手紙をビリビリに破いてぶちまけた。

 

びっくりしたけど、陛下は、過去の手紙など不要なものだと。

これにはユージーンも、過去を水に流していただき、「ご厚情、心より感謝いたします」と感謝しつつ仲直り…。

 

と見せかけて。そこに生じるジェイコブの圧。

「散らかしたものを片付けていただきましょうか???」

ぶつぶつ言いつつも掃除する王様と従者。「昔を思い出しますね」などとつぶやきつつおしまい。

 

結局のところ、ジェイコブ翁が陛下との仲をとりもってくれました。
本当にありがとうございました。平和な国で大変結構です、すばらしいな!

ところで、いつも「グレンクラスト」か「グランクレスト」どっちだっけ???って混乱します。私だけなのでしょうか…。矢野システムを舐めてはいけない。反面、矢野システムなので、入り込みやすかった気がします。しかも主従ですしね。主従は正義。


今回のメンバーは、このメンバーで卓を囲むのは初なんですよね。新鮮!
特に、Fumiさんとはお話ししたことありますが、初めてセッションさせていただいたかと思います。あまりにのびのびさせていただいたので…なんかスミマセンの気持ちすら湧いてきます。とても楽しかったです、みなさんありがとうございました!


特に毒食らったあたりから、ぐりぺんさんとキョウさん、椎名さんのみんなで「ちょっと真剣にやろうか?」感が醸し出されていて、私、いますごくセッションしてる!って感じました。私的にはとてもよかったです。

どうでもいい設定の入る余地がないくらいちゃんと設定ができていた点も言うことなしです。楽しかった!また遊んでください!