TRPG関係記録置き場

TRPGの忘備録置き場。 セッション日記とか、SSとかごったまぜ。   mixi日記やtwitterだと流れてしまうので、後々読み返す時に不便だなーと思ったので。10年後に読み返して笑いたい。

インセイン【宙に墓標はいらない】そらにぼセッション日記

2021年4月にTRPGインセイン『宙に墓標はいらない』に参加させていただきました。今回はメモを取ってたので割と詳しい。略称そらにぼ。にぼし!

 

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ネタばれすごいですよ!

※「冒険企画局」及び「河嶋陶一朗が権利を有する『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』の日記です。

 

太陽系の最も外側──海王星軌道付近で、一隻の資源輸送船が発見された。
発見者となったのは、付近を航行中だった民間サルベージ会社「フォックスフェイス号」のクルー達。
一攫千金ねらって、おたからげっとだぜ!

 

他国籍パーティいいですね!という感じのパーティでした。

GM:カドマドカさん
PC1:アレクセイ(椎名さん) 42男性
船長。若いころはブイブイ言わせていたマリーヤの元旦那(!?)。船を赤字にしないように金が欲しくて、ホラーが苦手なかわいいやつ。マリーヤ曰く『ろくでなし』だけど、子供には優しく、クルーには甘い。やるときはきちんと決める男。
PC2:マリーヤ・メルニク(私)
警備主任。言動がキツく、子供相手に銃を突きつける大人げない元軍人。アレクセイの元妻で、よく周りに匂わせ発言をする。その暴力性ゆえか意外に心配性な性格を慮かられたのか、いろんな意味で、皆に気を使われていた。お宝には興味なかったけど、帰ろうとも言わない感じ。
PC3:金 沙丁 キン シャディン(百景さん) 35歳男
中国系のぎじゅちゅしゃしゅにんギーク。技術主任。いわし。家族のために金が欲しい人。すぐボーナスの査定交渉しだすが、ガチで有能な調査の要。正体不明な船の食事を迷いなく口にする豪胆な精神の持ち主。内心読めない系だけど、実は熱くて、とても優しいできた奴。激昂後に照れ照れで隠れちゃうあたり、かわいいな!
PC4:ジョン・ドゥ(はむあむしなさん)
密航者。妹のエルザとともに、『神様みたいな人に言われて』と船に密航していた不思議少女。妹命。純粋すぎて、「ネズミ」って言われたらネズミの真似して「ちゅー」と鳴き、船に匿われてからは靴を磨いたりする褒められたい属性の健気な少女。かわいいし、はかなげなくせに、めちゃくちゃ強い。おたからってなに?

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マリーヤ「あんたってむかしっからそうよね!?」
アレクセイ「おまえ、昔から可愛げないよな!」
金「仲いいアルねー(生暖かい目)」
アレクセイとマリーヤ「「仲良くないから!」」
ジョン・ドゥ「(貨物の中でぶるぶるしながらエルザを抱きしめている)」
みたいな関係性でスタート。


【探索】いまに始まった話じゃないですが、推測交えた日記です。

探索すると、ネズミが二匹(ジョン・ドゥとエルザ)。
マリーヤ「動くな!!!!」
と銃を突き付けて、めちゃくちゃ二人を怯えさせたり。
マリーヤ「ネズミがいるわ」
アレクセイ「どうした、嬢ちゃんたち」
ジョン・ドゥ「(ネズミにならなくちゃ…)ちゅう…」
エルザ「ちゅー(おねえちゃんのまねっこ!」
姉妹、かわいくないですか!?かわいい!

しかし、「なんでもしますから、妹だけは」と言うジョン・ドゥに、全く心が動かない砂漠の心の持ち主のマリーヤ。
金さんがフォローしてくれたり、船長が飴ちゃんあげたり、人道的に身柄を確保することに。
アレクセイ「じゃあ、マーシャに面倒見てくれって頼…」
ジョン・ドゥ(びくっ※怯え)
マリーヤ「はあ↑?!※嫌な顔」
ハインツ君が二人の面倒見てくれることになりました。

補足すると、この時点では、マリーヤ的に、密航者二人はクルーでないため、命の安全を担保する対象ではなく(むしろ船員を危険に晒しかねない警戒対象)、さらに軍にいたので泣き落としにも心を動かされないという流れでした。姉妹は、銃向けられた相手に身を預けられても困りますよね、ははは。

 

さらに、進む。誰もいない。おかしい。
食堂に行くと、食事途中の痕跡が。クルーたちも艦長もいない。とてもおかしい。
どこ行ったの?と疑問符を浮かべる一行の中、ためらいなく「タダ飯、おいしねー」と食べる、肝が座っている金さん。強い。

そして、船に戻ると、おや、ハインツの様子が不気味におかしいぞ…?


【1セクション目】
食堂を調査する金さん。ついでに凄惨な死にざまも見つけてショック!ごりごり下がる正気度。
ジョン・ドゥはエルザの秘密を調べて、エルザが良い子だということがみんなに分かります。
アレクセイは、キャロライナ号を調べて、巨大な爆弾になっていることが分かってしまいます。
マリーヤは、後輩ハインツが心配なので、ハインツと感情を取りに行きました。ちなみに、判定失敗して、船長にお守りをもらいました。どうもありがとうございました。
ハインツ「そんなにおれが心配なんですか?」
マリーヤ「当り前じゃない。船長も私も心配してるわよ」
ハインツ「……。話をしたいなら船長に聞かれないように夜に来てください」
マーリヤ「いいわよ、夜にまた、ね」
アレクセイ「なんで夜…」
マーリヤ「リョーカ※、どうもありがとう。あなたがいてくれたからハインツも話をしてくれたんだと思うわ」
アレクセイ「どうかな…」
元夫婦が話していると、ハインツが壁ドンしてくるドロドロな感じで、感情ゲット。
マリーヤ→ハインツ:愛情
ハインツ→マリーヤ:狂信
マリーヤ「ギーク(金さん)も様子がおかしいし、ハインツはあんなにじっとりした感じの子じゃなかったのに。心配だわ…」

※アレクセイとマリーヤはロシア人。ロシア人は、「親密度低のときは名前そのままで、略称→愛称(親密度高)の呼び方で距離感を表す」、「愛称は通常の名前より、長くなることがある」って、むかーし、ロシア貴族(あだな)という友人から聞いたことがあって、今回、本当かな?って調べたらガチっぽかった。まじかよ…。
マリーヤは普段は船長呼びで、感謝等は略称のリョーカって呼びました。昔は愛称のアリョーシェンカって呼んでいたって設定を付けましたが、セッション中で呼ぶ雰囲気にはなりませんでしたねえ。
※マリーヤは元軍人なので、服に隠れている部分が傷だらけという無駄設定をつけて、恐怖心を「官能」としていたのですが、設定すり合わせの時「アレクセイとマリーヤが元恋人同士か元夫婦というハリウッド設定を思い浮かんだ」って椎名さんから言われたので採用しました。ビックリした。恐怖心を変えようかな、シナリオに関係ないだろうしいいかーと思ったら意外にドロドロシーンになって、また驚きました。とても楽しかったです!


【2セクション目】
アレクセイがホラー映画を思い出してあっちの船行きたくないなーとぼやいていると、ミンシアちゃんが「このままじゃおまんま食い上げですよ」「調べてないところあるんじゃないですか?」って背中を後押ししてました。
マリーヤ(…ミンシアって、そんな感じの子だっけ?)
消えた乗組員の調査して怪しいメモを見つけ、全員公開。
金は、艦長キーを見つけ、さらに、ジョン・ドゥの秘密を抜いてました。秘密にめっちゃ動揺する金さんは「船長ーー!」と船長にも秘密渡していたのですが、船長からも乾いた笑いが。なんだなんだ???
マリーヤは船長や金と話をしてからハインツと話をしに。金からジョン・ドゥへの警戒心を匂わされます。
その後、ハインツの狂気を特定したんですが、2セクション目までにカウンセリングしたいところな状況に。

手番が残っているのは金から怪しまれているジョン・ドゥ。元々の船員である金のほうが信頼度が高い(気がする)うえ、さらに、ジョンは「秘密を抜かれた以上、やりたいことがある」と言っていて…。
PL的にかなり迷ったのですが、結局、ジョン・ドゥにハインツへの助けをお願いするところでシーンを終えました。ジョン・ドゥの秘密を知らなくて何を抱えてるにしても、ハインツを見捨てる?ことはできないし、頼むだけは頼んでジョン・ドゥの判断に任せようかなと。
このとき、ジョン・ドゥの秘密を知ってなくて本当によかったです!!!
ジョン・ドゥの手を握って「ハインツを助けて頂戴。あなたしか頼れないの」
「ハインツおにいちゃんあそんでくれたし、おねえちゃんいい人だから、やります」
「私はいい人ではないけど、ハインツは掛け値なしにいいやつよ」
ジョン・ドゥは手番を消費して、ハインツを全力で『撫で撫でカウンセリング』してくれました。ジョン・ドゥ、本当にありがとう!!!大事な家族に銃を向けてきた相手に対して神対応です。かわいいうえに優しい。
家族大事なマリーヤは、心から感動したし感謝したと思います。
しかし、
「金おにいちゃんは私を嫌いなの」
と不穏な一言を残されて2セクション目終了。


【3セクション目。急展開からクライマックス】
ジョン・ドゥは一人で計画判定で爆弾を止めようとして失敗。
ジョン・ドゥ「また褒めてもらえると思ったのに…」
しょんぼりべそべそ、かわいすぎ!
マリーヤ「もう!一人でなんて危ないわ!」
ハインツが無事で上機嫌なマリーヤは、船長の指示でサーバー室調査。金が手に入れて、船長に渡していたらしい艦長キーを使って、サーバー室で、通信記録をチェック。しかし失敗したので、金さんにフォローしていただきました。ありがとうございます…。
マリーヤ「サーバーのことはよくわからないもの!(開き直り)」

そこでは、近くに通った船に向けて、「本船を爆破しろ」という依頼を通信していたことに気が付きます。こんな通信を受け取ったって聞いてないけど…?
金がミンシアを怪しんだことをきっかけにアレクセイ、マリーヤの気持ちが一つに。
金がそのまま、ミンシアちゃんの秘密を抜いて、激おこ!って、館内放送で秘密を暴露。そしてそのまま、隠れちゃいました。
金があんなに激高しているとこ初めて見たわ…(通信越しなので見てない)。
でもって、船長アレクセイは、当初からの宣言通り、船の爆破を止めます。


アレクセイ「みんなに来てほしいな…(ぼそ」
↑のシーン、ヘタれなおっさんがヘタれてて、ものすごいツボなんですけど!!!私はおっさんが大好きです。
「いやおれは一人で平気だけどな」とか言いつつ、期待を背負う男アレクセイ。
やるときはやる男でとてもかっこよかったです。

そして、金さんは、フォックスフェイス号に隠れています。ジョン・ドゥも追いかけて行っちゃうし。あっちもこっちも心配だわ…。
「何かあったら、爆破してほしいアルね」
アレクセイ&マリーヤ「!!!???」
いやまってまってまって。
マリーヤ「船長をけしかけてやるんだから」と怒ってみたり。ここ、自分が行くって言ってもよかったというか、最初はそうしようと思ったんですが、金もジョン・ドゥも、船長を送り込むほうが効くかな?と思いました。信頼の男アレクセイ。

 

【クライマックス戦闘】
ゾンビボスを倒すか、逃走するかの2択。で、出目のせいでお守りが残っていない!のに、ファンブルするとバッドエンドがいくつかある。全員が成功しないとダメな判定もあるし…。話し合いの結果、敵を屠るほうが行けるのでは?とボスを倒す方向に。

金さんが最速で攻撃し終わった時点で、ボスのHPは8割に。続いて、ジョン・ドゥの攻撃で半分以上持っていきました。ジョン・ドゥこええー…。
敵は、金さんとジョン・ドゥを狙って、ジョン・ドゥがHP0に。金さんがブロックを試みるも届かず、ジョン・ドゥは倒れ…これが後々のEDに影響あることに。
金さん、ブロックした理由に「人間らしい行動をしたかった」って言ってて、胸を撃ち抜かれました。私、本当にそういうの弱いの…。

初めから、マリーヤの秘密を暴露したいと思っていたので、つつがなく「もう誰も殺させはしないわ!」と、過去を暴露。戦いの中で身の回りの大事な人々を亡くし過ぎたがゆえに、船員のみんなを家族のように思っていることを公開して攻撃。
回避されましたが、連撃で命中。攻撃ダメージのダイスは1でした、マリーヤおまえ…。
船長が最後ってのもカッコよかった気もするけど、ここで戦闘終了。

 

【EDとか】

みんなで話し合った結果、
金さんは新生命体に寄生されてしまっているため、家族のもとには帰らず、旅を続けることに。
金から家族への手紙『新しい家族ができたので家には戻りません』
「人聞き悪いな!?」

ミンシアちゃんは船から降ろされることに。ハインツは目を覚まして、なんでこんなことに?みたいな。あと、金さんが、元夫妻の後押しをめっちゃしてくれました。
ジョン・ドゥは本当はテロリストで地球に攻撃を仕掛けるつもりで、失敗に終わってへこんでましたが、エレナという名前を船長からもらって、エルザとともに穏便に船員に。エレナはマリーヤが銃教えてあげる!って張り切ってて、エルザは通信士になろうぜって勧誘されてました。
艦隊を売り払って、借金を返してボーナスも払えて一件落着。家族で旅を続けようぜって言われて、マリーヤはどう思ったのでしょうか。

 

そして、告げられる船長の秘密。
借金が膨れ上がり、緊急用ポッドも売り払ってしまっていたということに。誰を犠牲にしてもいいから金を稼ぐつもりだった、と。
船員の命を危険にさらすことにつながる緊急用ポッドを売り払う所業は許されませんよ??という怒りからの、「アレクセイ?」と怒りに笑うところでおしまい。

ジョン・ドゥが戦闘で倒れなければ、さらに戦闘を仕掛けてプライズを奪うというルートもあったみたいなので、最後までしっかりテロ狙うところが、さすがはむさんだな!素敵!と思いました。とはいえ、丸く収まってよかったです。
百景さんはオフセ初とのことで…初めて卓をご一緒させていただいたことになりますが、あれ?初めてご一緒したん…だっけ?と思うくらいでした。楽しかったです!

 

ハッピーな結末でよかったです、おつかれさまでした!!!とても楽しかったです。